スタッフルーム

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第十回
ライター腸炎になる

「どうも、お久しぶりです。最近忙しすぎで師走をマッハで走り抜けそうな(意味不明)、いじケアプロデューサーの坂田です。では、久しぶりにライターとの……」
「……やっとちょっとは答えらしいものが見つかったかもしんない……でも……なんか俺……ダメかもしんない……」
「な、なにソノどこかで聞いたことのあるような遺言じみた発言はっ!!?」
「あ、ども。お久しぶりです坂田P。……お前は……生きろ……(ガク……ッ)」
「中途半端に古いネタを……なんか疲れているねキミ……なにかあったの?」
「いやまあ……現在、いじケアの本編のスクリプト(ゲーム中の立ち絵やCG、BGMを含めた全ての演出)を入力しているんですよ」
「うんまあね。それはライターのお仕事だからね。やってて当然でしょ?」
「まあそうですね。正直、エロテキストを書くことの次の次に好きな作業です。今回は、ノエルくんがいるから『2倍弱』時間がかかっていますけど……」
「微妙に弱音吐いてるね……。けど、疲労の原因はそれだけじゃないんの?」
「イエスッ!! 今現在、スクリプトを打ちつつ、次の企画の悪巧みをしているんですよ」
「ああ、あのボクが出張から帰ってくるたび机の上に山積みになっていく資源ゴミか……」
「ひ、ひどいっ!! ボクの欲望と情欲満載の企画書をっ!! ああでも資源ゴミなら再利用かな?」
「ネタが再利用可能かどうかは謎だけど…… まあ、資源ゴミは言い過ぎたと思うけど、次の企画は真剣に考えてるの?」
「まあ、今回のホンワカ方面の『受け』を次への布石にして、色々と……」
「また……『受け』か……ほんと、好きなんだね……」
「モチロン♪ 今回のいじケアのエロシーンの『大半』が受けシチュでしたから、次のは9割以上を受けにしたい。むしろさせろ。こんちくしょうっ!」
「……開発末期になると言葉遣いが変わるねキミ……普段の一人称が『私』なのにテンパってくるとたまに『俺』や『僕』、この前の『ソレガし』はさすがに引いたよ?」
「…まあ、それはそれとして、次の企画を色々考えているせいで最近、不眠症で……」
「ほんと、心が弱いねキミ……。まあその辺は自分で何とかしなさい。さて、今週の更新の話をしますか」
「今週はスペシャルページのオープン。原画家深泥正氏の初期のキャララフ集ですね」
「懐かしいね。特にジーナさん。キミが猛烈反対をしたのが昨日のようだよ」
「え? そ、そうでした?」
「ほら、『こんなのジーナさんじゃないやいっ!!』って言ってた」
「え、え〜っと……(忘れた)」
「あとステラお嬢さんのを『もう少しゴージャスに』とかパティさんは『もうちょい謎っぽく』など、抽象的な注文ばかり、原画家さんやグラフィックチーフの足を引っ張りまくり……」
「あぅ……」
「まあ、フィクションを織り交ぜつつの話はここまでにして、今見ていて思ったのは一番変化しているのがギルバートさんなんですけど……」
「現在のギルバートさんはナイスなバトラー(執事)です。いいですよね執事って、将来なりたい職業の3番目です。2番目は美人な司書さん。1番は銭湯の女風呂♪……ポッ」
「そんな恥ずかしいこと、テレながら言わないでください。しかし……3番と2番の間に光年レベルの問題、さらに1番は人間ですらないし……」
「夢は大きくなくっちゃ。そんなワケで次企画もドリーム満点で行きたいな〜♪」
「まあ、いいけど……。とりあえず、今日出した企画書、全ボツだからそのつもりで」
「ぐ……し、しかたない……なら、ブーメランと空手を融合させたまったく新しいジャンルのゲームを……」
「そういうカツカレーになりそこなってゲテモノになりかねんバクチ企画はやめなさいって……」
「ひ、ひどいっ!! オムハヤシを目指してるのにっ!」
「んじゃ来週もこのコーナーにて、それ以外にアッと驚く企画も用意してますのでお楽しみに」


<<おしまい>>