スタッフルーム

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第九回
口下手よりは毒舌で……
でも結局どっちにしても
人間関係が……

「疲れたときにはシューティングゲームの弾幕っ! 『あぁ……攻められてるなぁ』とか思いながら避けまくる快感。ども、いい加減アイサツのネタが切れてきたライターこと、ZEQU(青)です」
「………」
「そして『いじケア』キャラ対談のトリを勤めてくれるのは、謎なメイドのパティさんっ!! どうぞっ!! なんか言っちゃってくださいっ!」
「……うるさい、黙れ(ボソリ)」
………………
「こ、怖っ!! あ、あの〜。なんでそんなにテンションが低いんですか? もしかして、なにか気に障りましたか?(ガクガクブルブル……)」
「さあ……。まあ、これは私の普段の姿勢ですから、お気に障ったなら申し訳ありません」
「い、いや……別に気にしていませんから……ははっ、ドンマイッ!」
「ええ、私も気にしていませんから、アナタは諦めてください」
…………
「あの……」
「他人のテンションに口出しする暇があったら、さっさとスクリプトを進ませた方が幾分かは会社と社会への貢献になると思いますけど?」
「その……」
「そもそも11月中にスクリプトは終わっているハズでは? しかし今日は12月、師走、ディッセンバー。脳内の日めくりカレンダーは大丈夫ですか? 日付は去年のままですか? それとも元々、カレンダーが存在しない国の住人ですか?」
「……」
「バカにつけるクスリなし。バカは死ななきゃ治らない。でもアナタは死んでも治らないバカ。結果、バカとハサミは使いようで雇用されているだけなんですから、キリキリ仕事をしないと……」
ザクッ!!
「いたっ!! 滅茶苦茶いたっ!! 今、言葉のナイフがザクザクって、挙句臓物をグリグリってかき回されるような気持ちっ! ココロが、痛いッ!!!」
「まあ、そのつもりで言っているのですから。痛くないと病院にいくことをお勧めします。ああ、行くなら脳外科で、折角なので白くない救急車でも呼びますか……」
「い、いや。無いもの呼ばれても困るので。本題に行きましょうっ! パティさん、自己紹介をどうぞっ!」
「はい。私のことは現在公開中の体験版でご確認ください……以上です」
…………。
「……やる気、あります?」
「ええ。みなぎった上に、溢れかえりそうですけど……なにか?」
「ま、まあいいや……。パティさんは、まあ……こんなんです」
「本人を前に『こんなん』、ですか……いい度胸ですね」
「企画発足時はヘンリエッタさん以外のメイドの1人だったんですけど、ヒロインCということもありあそばせてもらいました」
「確かに、坂田プロデューサー(現在ウィンドウ上方のクロスレビューキャラみたいな人)の目が届きにくいことをいいコトに、あのネタこのネタ。果ては、あんなことまでも」
「収録直前でシナリオチェックしていた時の坂田Pの微妙な表情がたまりませんでしたね」
「ホウレンソウ(報告連絡相談)なしですか。人間として最悪ですね……。しかしアナタ達の関係をみているとたまに、ある種のプレイ的なものを感じざるをえません」
「パティさんのエッチは色々と”痛い”、けど快感を伴ったせめです」
「ふふ……実は全ヒロイン中一番のテクニシャンだったりします」
「え? なにそのライターも知らない新事実!! 本当ですか?」
「……さぁ。私も確かめたことはないのでなんとも……」
「………ほんと、やる気ないですね」
「今更京都の会社の携帯ゲーム機を買って仕事そっちのけの人がなにを……」
「んげっ!! な、なんで知ってるの?」
「まあ、壁にミミー、障子にメアリーですよ。それはそうとして、来週はどうする気ですか?」
「え? あ、ああ。更新ですね? とりあえずサンプルCG&テキストの新規公開はストップ(シェルセイバーを越えているのに気付いていなかった)。何か楽しい企画を考えています。来てくださいね?」
「いや、そっちではなく、きたる12月09日の名古屋キャララです……もしかしなくても、お忘れですか?」
「い、いや……そんなこと無いけど……忙しくて行けないってことにしたい」
「ムリです。今現在この瞬間、社内で一番ヒマそうに見えて忙しい方々の視線が痛いほどヒマなクセに」
「はい……行きます」
「では皆さん。クマのような体躯に香港マフィア顔負けの怪しいコート。しかしハートはイモムシ以下のライターが緊張でヒザをガタガタさせる様を見に来てください」
「あの〜……。一応、私は商品説明をしに行くんだけど……」
「今度は体験版を持っていくのを忘れないでくださいね? 前回、手伝いにいったクセに荷物を持ってくるのを忘れた手違い、二度とないように」
「ウェイ……」
「それはそうと……。ここの文章は全部、ご自分で打っているのですか?」
「え? ええ……まあ」
「自分はおろか、自分の性癖までネタにするとは……ほんと”痛い”ですね……(ほんの少し同情気味)」
「うぇえ〜〜〜んっ!!(泣)」
ダダダダダ……ッ!!(←逃げた)
「さて、と……本来の目的=ライターイジメも終わりましたし、私は帰りましょうか……来週からは通常のスタッフルーム&各種オマケの充実だそうです。では……」


<<おしまい>>