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気付かれないように、ボクはごくって息を呑んだ。 
指先がブルブル震えてる。 
さっきはジーンズの上からだった。 
でも今は……、今は全部、脱いじゃってる。 
アソコ……丸出しにしちゃってる……。 
【響】 
(はぁ、はぁ……っ、ん……あぁ……さ、触っちゃ……) 
どくっ、どくっ、どくっ、どくっ。 
心臓が口から飛び出しそうなくらい、ボクは動揺してた。 
掌は汗でベトベト。 
両脚はガクガク震えて、息だってちゃんと出来ない。 
ダメ……。 
そう思ってるのに、細かに震えてる指が動いちゃう。 
ダメ、なのに。 
外の二人が出てくまで、ガマンしなくちゃダメなのに……、 
くりゅっ……。 
【響】 
「ッ…………!!」 
指が……、クリに触っちゃう。 
【響】 
(んうぅぅぅっ……、ふぅっ、ん……、か、感じちゃうぅ……) 
たった一回掠めただけ、なのに、ピクピクッて体が快感に痙攣した。 
感じた事もない、強烈な刺激と興奮。 
……快感、よりは、興奮の方が強いの……かな。 
今のこの状況だけで、ボク、息まで止まっちゃいそうだよ……。 
【男2】 
「あーあ、俺もう半年マンコ見てねーよ」 
【男1】 
「ぎゃははは、マジかよー、寂しー!!」 
【男2】 
「もーさー、ブスでもヤッときゃ良かったかなーなんて思ってんのね」 
【男1】 
「マンコはブスにもついてるもんなー」 
何だか……酷い会話だったけど。 
そんな会話を聞きながら、ボクはそろそろ、指先を動かしちゃってる。 
【響】 
(ひっ……ん、んぅ……、お、おまんこぉ……だしちゃってる……) 
渇望してるソレ、が、こんな近くにあるって知ったら……この人、どうするんだろう。 
こんなトコで「オンナノコ」がアソコ弄ってるって知ったら……どんな顔、するのかな。 
【響】 
(はぁっ、んっ、あぁ……っ、き、聞かれちゃう……) 
音がバレたら……。 
声、出しちゃったら……。 
そしたらこの人、ボクに興奮……するのかな。 
【響】 
(んんっ……!) 
くりゅくりゅ、くりゅっ、くりゅっ――。 
ダメ、って思ってるのに、一回触り始めたら、もう指は止まんなかった。 
音を立てないようにだけ、ボクは細心の注意を払って。 
ぬるぬるに溢れ出した愛液を掬って、細かく細かくクリ、擦っちゃう。 
体……もう熱いのか冷たいのかも判んなかった。 
痺れるような感覚だけが、凄く、強い。 
【響】 
(かっ、かんじてる……、くりとりすぅ、こんな、こんなトコでくりくりして、か、かんじちゃう、よぅ……っ) 
くくっ、くっ、くりゅっ、くりゅっ……。 
止まんない。止まんない。 
頭がガンガンして、目の前だって涙で滲んで、も……くらくら、する。 
溢れ出した蜜が滴って、ボクの指、どんどんとろとろになってきてた。 
 
 
  
  
 
  
  
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