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「ふう……っ……ん……」 
段々落着かなくなって、もじもじ体をくねらせる、と、太腿の内側にアソコが刺激されて、ちょっとだけ不思議な感覚が沸いてきちゃった。 
少しキュン……ってしたような感覚。 
【響】 
(…………って、何考えてんだよっ!) 
くすぐったいようなその感覚に溺れそうになる寸前、ボクは慌てて自分を取り戻した。 
でも、 
【響】 
「っ……、はぁ……っ……」 
動悸が不自然に速くなってる。 
でも、そう、それは「ビックリしたー!」って感じの呑気なドキドキじゃなかった。 
まだ継続中の……ドキドキ。 
【響】 
(はぅ…………) 
ザアァァァァァアアア……。 
シャワーの音がさっきよりも遠くに聞こえるみたい。 
とくっ、とくっ、とくっ、とくっ……。 
胸が震えて、お湯に濡れた真っ白な「オンナノコ」の体が震えて、何かを欲しがるように、内側から熱くなってきて。 
これって、衝動? 
ジクッとして、じんわり温かくなって、ゆっくり全身を蝕まれてくような、これがオンナノコの体の感じる……性衝動、なんだろうか。 
【響】 
(な、なんだよ、ボク……) 
そんな事考えてる場合じゃないだろ? 
確かに、ハダカは見たいなって思ったけど、こんなコトまでしたいな、なんて、思ってなかったぞ。 
【響】 
(っ……でも……) 
どきん……どきん……どきん……。 
何かのスイッチが入っちゃったみたいに、胸の高鳴りは収まらない。 
そうだよ……興味は、あるよ。 
女の子の体。 
女の子の快感。 
どんな感じなんだろうって、こんな感じ味わっちゃったら、嫌でも興味、持っちゃうよ……。 
【響】 
「はぁ……っ……」 
シャワーのお湯はぬるい筈なのに、少しずつ体温が高まって、頬が熱く火照ってくる。 
おしっこのせいで意識しちゃった「アソコ」も、きゅぅって収縮して、熱を持ってるみたい。 
【響】 
(ちょ……、ちょっとだけ……なら……?) 
むず痒いような、モジモジしちゃうような、これまで味わった事のない感覚だった。 
表面じゃなくて、確かに体の奥の方がムズムズしてる。 
これが「女の子」の興奮……? 
 
  
  
 
  
  
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