ヴェル「うぐっ……」
――見せつけるようにペニスをあらわにした。
何日も洗っていないようで、不潔な垢がこびりついているのがここからでも判る。
凄まじい臭気が漂ってくるみたいだ。
きょうか「(ど――どうする、助けに――)」
一瞬思った。
だがよく見ると、ヴェルは抵抗する気配がない。
男のモノの匂いに顔をしかめてはいたが……
………………
…………
……
ヴェル「んぶっ、ぐぇ……おべっ……ん、ぐっ……」
男1「おほっ! やっぱネコ耳族のベロってたまんねぇな! ザラザラして……おふぅうっ!」
男2「すーーっげえイヤそーな顔してんな! どんだけ臭ェんだよお前の!」
男1「ひっひっひ、わざとだよわざと! こっちのが興奮すんだろ!」
男たちは好き放題に言いながら、しかめっ面のヴェルを見下ろして笑っている。
ヴェル「んぶ……ん、じゅるっ、んぶ……んんっ」
男1「おいおい、外側だけ舐めててもしょうがねーだろ? ちゃんと皮まで剥いてくれよ~~」
ヴェル「んぐ……はぁっ、ん……」
軽く頭を小突かれ、ヴェルは一度舌を離した。
ヴェル「うっ……ぐぇ……」
ゆっくり男の皮を剥くと、遠目にもひときわ汚らしい、垢まみれの亀頭があらわになる。
チーズをこってり塗りたくったようなそれを見、私まで嘔吐感が込み上がってきた。
男2「おぇえ~~~っ! 何だよそれ、固まってるじゃん!」
男1「だからわざとだって! この日のために熟成させてきたんだよ!」
ヴェル「はぁ……はぁ……うっぐ……」
男1「おらおら、ちゃんと舐めとれよ! 真心込めてキレイにすんだよ!!」
ヴェル「わ……わかっとるわ……うぶっ、うっ……ぐ、う……ぶ……んむっ……」
男1「おほぉおおぉお~~~っ!」
ヴェルが再び舌を使い始める。
今度は敏感な粘膜の上を舐められ、男はゾクゾクしたように腰を震わせた。
ヴェル「んぶ……ん、ちゅっ、んむむ……ん、れろっ……んぶっ……ぐぇっ……」
男1「んほっ、おっ、おっふ……おっほぉおっ!」
たびたびえずきながらも、ヴェルは細やかに舌を使っている。
大量の唾液で不潔な亀頭を隅々まで舐め回し、必死に掃除をしているようだ。
ぐねぐねと赤い舌が蠢くたび、その上に小さなカスがポロポロこぼれていく。
ヴェル「んぶ……ん、ぶっ、んちゅっ、ぺろ……んっふ、んっ……」
男1「ふーっ、ふーっ……そ、そうそう、ちゃ~~~んとピカピカにしろよぉお~~?」
ヴェル「んんっ……わ、わかっとるて……んっ、ぶっ……じゅるっ」
シワ一本、わずかなくぼみの一箇所も残さず、ヴェルは丁寧に恥垢をこそげ落としていった。
ヴェル「んんっ……はぁっ、はぁっ……んっ、はぁ……ぼぇっ……おぇぇっ……はぁっ……」
何度も何度も吐きそうになりながらも、垢の溶けた唾液を飲み下し……
ようやく目の前のペニスは、男の命じた通り「ピカピカ」になったようだった。
男1「おいおい、何休んでんだ? まだまだ仕事が残ってるだろ~~?」
ヴェル「はーっ、はーっ、はーっ……はぁっ……はぁっ……」
必死に呼吸しながら、ヴェルがまた舌を伸ばす。
何を言う気にもならないのか、ヴェルはほとんど言葉を発しないまま、男たちに従っていた。
ヴェル「んっ、んむむ……ん、ふっ、んっ……じゅるっ……」
垢の落ちたペニスをねっとり舐め上げていく…………
………………
…………
……
次の瞬間――
それまで以上に激しい、荒々しいピストンが始まった。
ヴェル「おごぉおぉっ!! ごっ、おっ、ごっ、ぼおっ、ごおおっ!!!」
もうマトモな言葉など発することも出来ない。
喉奥まで亀頭を抉り込まれ、潰れたヒキガエルのような呻きを漏らすばかりだ。
男1「おぉおお~~~~っ! すげっ、あっ、あぁあっ、喉っ、喉がギュッギュ締まって……っ!!」
ヴェル「ぶぼぼぼっ、ぶっ、ぐっ、ぶぐぐっ、んっ、ぶぶっ、ぶごっ、ごげぇえっ!!」
技工も何も、最早ない。
ヴェルはただ口を開け、男の出し入れを受け入れることしか出来なかった。
まるで生きた穴だ。
ヴェル「ぶじゅるるるるっ、んっ、ぶっ、んぶぶぶっ、ぶごっ、んっ、ぶぼっ!!」
激しい出し入れに、ヴェルの口から泡のようなヨダレが溢れ出してきた。
ヴェル「ぶふーーっ、ぶっ、ふっ、んっ、んふっ、んっ、んん~~~~っ!!!」
鼻で必死に呼吸しようとしているのが判る。
苦しさに顔が紅潮し、小さな体が悶絶していた。