どうぞ、御覧ください。 osa_demo.lzh (9.79MB) 沙希と千蔭をご担当頂きました声優様のお名前が入れ違っておりましたので緊急ですが修正を致しました。 正しくは、沙希役「紬叶慧様」、千蔭役「唯川みき様」となります。 声優様、ならびにファンの皆様には大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。 |
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父親が貿易商で年に数日しか家に居らず、母親は子供の頃に死別。 小学校の途中までは祖母の家で叔父夫婦と共に暮らしていたが、祖母の死を機に今の家に引っ越してきた。 それ以来ずっと一人暮らしというちょっと変わった家庭事情を除けばどこにでも居るような極普通の学生の坂城輝明が今作の主人公である。 輝明は、卒業試験も受験も終了し、卒業まであと少しとなり、後は殆ど授業も無く学校も殆ど昼間で終わるので、なんとなく気の抜けた毎日を過ごしていた。 いつも同じ様に幼馴染の沙希たちと下校し、夕食を食べ終わった後、父親から電話がかかってくる。 いつもなら明るい口調で電話をかけてくる父親が今日に限って、いつもと違う真剣な口調で話し出す。 父親の口から知らされたのは兄夫婦の事故死だった。 急遽帰国した父親は通夜を済ませたと言う。翌朝本葬に出る為に家を出た輝明は引っ越して以来一度も帰ってこなかった田舎に帰ってくる。 本葬で従姉妹の千蔭と再会する。 千蔭を見ると、日焼けしていた快活な少女のイメージは無く、古風な感じの色白の美少女に育っていた。 本葬後、父親は千蔭をしばらく家で預かる事にしたと言う。一人残された千蔭を一人で置いておくわけにもいかないので、うちで引き取る事にしたから、暫く面倒を見てやってくれとの話だった。 短期間になるが、既に輝明の学校に転入手続きも済んでるらしい。 その日は叔父夫婦の家に泊まる事になり翌日家に帰る事になる。翌日家に着いたのは夕方だった。 輝明が家に入ろうとしたその時、背後から千蔭が輝明の背中にしがみついたきた。 「私、一人ぼっちになっちゃった」そう言って泣きじゃくる千蔭にかける言葉は見つからなかった。 ようやく落ち着いた千蔭と家の中に入る。その日は、千蔭の部屋を整えて終わってしまった。 輝明の心の中には何とか千蔭の力になってあげたいという感情が芽生えていた。 翌朝階下に降りると台所から包丁の心地よい音が流れてくる。台所にはセーラー服にエプロンをつけた千蔭が立っていた。 朝食を済ませると、今日から輝明の学校に一緒に通うことになっているので、二人で家を出た。そして、いつもの場所で沙希と出会う。 沙希は輝明に手を振るが、普段と違って二人、しかも女ずれなのを見て、とたんに表情がかわる。 「輝明、その子誰よ。」 この時から輝明は三年間の学園生活でもっとも目まぐるしい時をすごす事になる。 輝明と彼女たちの運命はプレーヤー次第。 |
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