相馬 健太郎 創法大学人文学部心理学科に在籍する明るい青年。 彼を一言でいえば「単純明快」。 気さくな性格で、一見すると軽そうなイメージだが、その実、思慮深く人情に厚い。 「動き出さなけりゃ何も始まらない」が信条の彼は、それを溢れんばかりに体現している。 その行動は、大胆にして活発、建設的で積極的。そんな彼を見て、周囲の人間は小気味良い印象を受ける。 だが、当の本人は様々なことを意識し動いているわけではなく、とにかくじっとしていられないだけなのである。 「結果オーライ」という言葉が何よりも似合う。 愛想の良くない主人公にも気軽に接し、強引ともいえる勢いで引張っていこうとする。 「人ってのはさ、その時の状況とか外からの力に屈するんじゃないと思うんだよ。負けはいつも自分の内から来る。 ま、ようするに自分に勝てばいいわけだ。 結構簡単だろ?」 |