【ゆり】
「っ……は、はぁ……っ……は……」
【ゆり】
「っ……は……ひ、ひぃ……っ……」
少女は小さく、痙攣を繰り返した。
乳首とクリトリス――。
性感帯の二つを同時に刺激されれば、いくら未熟な処女の体でも、敏感に反応してしまう。
【ゆり】
「――……っ……、はぁ……っ……あ……、や……」
ふるふる……と、少女はまた微かにかぶりを振った。
ツンッと乳首から突き上がってきた、おかしな刺激。
クリトリスを皮の上から押し潰された、鈍いような、疼くような……。
二つ同時に味わった刺激が、少女を戸惑わせていた。
【ゆり】
「――っ……、あ……っ……は……、はぁ……っ……」
クニュ……クリュッ、クニュ……ッ……。
俺は間隔を空けながら、そろ、そろ、と指の腹で、上下の性感帯を弄り続けた。
【明】
(――……、ふふ……、乳首がぷっくり勃ってきたぞ……)
【ゆり】
「……っは……、はぁ……っ……」
【ゆり】
「――――っ、んぅ……っ……」
ぷにゅっ……、クニュッ、クニュッ……クリクリ……。
処女の乳首は、俺の指先に摘まれて、次第に硬くしこってきた。
ツンと尖ったその乳首を、俺は軽く挟んでクリクリとこねる。
【ゆり】
「っ……は……、……っんん……、や……っ……ぁ……」
クニュッ、クニュッ……。
そうしながら、クリトリスの方にも、俺は指を押し付けていく。
皮の上からググッと押さえて、そのままグリグリ……と転がしてやると、少女はヒクッ、ヒクッと震え、軽く喉を仰け反らせていた。
【明】
(っ…………、ふふ……、処女の……体……)
【明】
(処女の……、乳首と……クリトリスを、触ってるのか……)
目の前には、何の変哲もない通勤電車の車両が広がっている。
くたびれきったサラリーマンは虚ろな目をして、あらぬ方向を見据えている。
学生達は固まって、下らないお喋りに余念がなかった。
そんな中に立っていて……、俺の指先は、女の……性器を、乳首を触っている……。