<新体操部の言い伝え>
『恥ずかしいまねをすればするほど、演技がうまくなる』

 部活動に煮詰まっていた麻衣は、何かに取り憑かれたように、
その言い伝えを信じてしまった。

麻衣「こ……これでいいの……かな……」
ギャラリーA「うわ……すげ〜〜っ!!」
ギャラリーB「も、もっと足広げて〜〜っ!!」
麻衣「あぁ……も、もっと……見て……」