ぎちっ――ぎ……ちっ……ぎちちっ……!

紗鳥「ぐっ――うっ……あぐっ、うっ……うぅぅう……っ!!」

ぎちっ、ぎちちっ、ぎちっ……!!

強く、電気コードでそれを縛り上げる。

母乳をたっぷり蓄えたそこに、コードがずぶずぶと沈んで滑稽だった。

ぶしゅっ、ぶしゅぅうっ!!

紗鳥「はぐっ――あっ、あぐっ……んくぅうっ……!!」

ぶしゅっ、ぶしゅっ、ぶしゅっ……!!

絞り上げられた胸から、母乳が噴き出してくる。

排泄物と腐敗の臭いの立ち込める地下に、ほの甘い香りが漂ってきた。

紗鳥「お……おねが……い……、っ……おねがぃいぃ……、……あ……あか……ちゃん……は……」

男「…………」

紗鳥「あ……か……ちゃんは……、っ……こ……ころ……さ……らい……でぇ……っ……ひ……あ……」

男「…………」

女は切れ切れに、意味の判らないことを言った。

――赤ちゃん?

違う。

それは――それはばけものじゃないか。

そんなものを――どうして、守ろうと思えるんだ?

紗鳥「ひ、あ、あぁあ……あっ、あっ……」

小さく身悶えしながら、女は母乳を垂らし、喘いでいる。

微かに脈打つ、波打つその肌が、うっすらと上気していた。

その体のわななきを、俺は一度、ジッ――と見て。

男「は…………」

薄く、笑った。

ずぷっ……ずぷぷっ……ずぷっ……

紗鳥「はぐっ――は、あっ――ああぁぁ――っ――」

爛れた乳首に、ずぶずぶと銅線を差し込んでいく。

すっかりぐずぐずになったそこは、簡単にそれを呑み込んでいった。

紗鳥「あ、ぐっ……ああぁぁ……あ……あ……あああぁ……」

ぐちち……ぐち……ずち……ずちちち……ずち……

銅線の先端で、胸の内側をずぶずぶとこする。

こね回すようにすると、中から小さく、くぷくぷという音が聞こえた。

紗鳥「はっ、はっ……ああぁ……おね、が……、っ……も……やめ……て……」

男「……何を?」

きゅっ、と目を細める。

女の顔は醜く歪み、強張って、とても――面白かった。

男「お前の体――全部――」

紗鳥「はっ……あ……、っ……ぐ……っ……」

男「全部めちゃくちゃにしてやる」

紗鳥「ひぐっ――……!!」

バチッ――バチィイイイイイッ!!!!!

紗鳥「はぐっ!!! あがっ、がぁあぁぁぁぁあっ!!!!」

バチッ、バチッ、バチィイイイィイイッ!!!

閃光が迸った。

でっぷりと太った胸が、ぶるるっ、ぶるるるっ――と震える。

紗鳥「あぐっ――がっ、あ、が――ああぁあ、が、あ、あ、あが――あ――っ!!!!!!」

バチッ、バチバチッ、バチッ、バチッ――!!!

内側から爆ぜる。

乳首がビチビチッ、ビチッ、ビチッ――と跳ね回るのが判った。

紗鳥「はぐっ、はっ、ぐっ、あっ――はぐっ、ぎっ――ぎがっ――がっ――!!!!」

バチッ、バチッ、バチッ――!!!!

乳首の中から、きっと胸の内側にまで――

その電撃が爆ぜ飛んでいるはずだ。

紗鳥「はぐっ――は、ひっ――ひぐっ――あ、ぐっ――ぐぅうぅぅ――っ――」

ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ――……

電撃を止めた後でも、その痙攣は残っていた。

紗鳥「あっ――ぐ……あぁぁ……あ……あぁあ……や……べ、で……あぁあ……っ……」

男「…………」

ぶしゅっ、ぶしゅっ――と母乳が垂れてくる。

だらだらと滴る、その液体を見ていると、何だかおかしな気分になってくるようだった。

その妙な気分、が、俺は嫌いだ。

男「そんなばけもの」

紗鳥「はっ……あっ……あぁぁ……あっ……」

男「しんじゃえ」

紗鳥「ひぎぃいッ――――」

ずぷぷっ――ずっ、ずぷっ――ずずっ、ず、ぷ、ずずっ……!!!

びろびろと汚らしいその割れ目の奥。

気味の悪い、その奥の奥まで、銅線を突き入れていく。

紗鳥「あっ――あっ、あっ――あぁあ――や――あ――あ――」

ずぶぶぶ――っと深く沈めて――

そうすると、先端がつぷりっ……と子宮の中にまで入った。

紗鳥「がっ――あっ――あぁぁ――あっ――やべ……で……あぁああ……あ……」

羊水のたっぷりと詰まった、そこ。

羊水に――銅線が浸される。

紗鳥「やべでぇえぇえっ、いやっ、い、やっ、あぁぁぁっ、やらっ、あ、あっ、やらっ、いやぁぁぁぁあぁぁぁ――っ!!!!」

女は絶叫し、逃げようとした。

けれど拘束は強く、女の体をとらえたままだ。

紗鳥「あぁぁああぁ……おでがいぃいい……おで……がいぃいぃ……ごろざないで……あがぢゃん……ごろざないで……」

ひくっ……ひくっ……ひくっ……と女の喉が震えている。

憔悴しきった顔。

醜く爛れた体。

それを、俺は見下ろした。

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