希望「はぁ……っ……はぁ……あ……あぁ……」

音奏「ふぁあ……あ……っ……あぁあ……」

俺は、その光景をうっとりと見下ろしていた。

ああ――素晴らしい。

聖母が、二人。

ここに、美しく。

男「いい、姿だ――ああ……」

――おかあさん。

うっとりと、囁く。

二人の、母。

せり出した腹の曲線も、何もかもが清らかで、神々しい。

ずぶっ――ず……ぶっ……ずぶぅううう……っ!!!!

希望「ひぎぁあぁあああああぁぁぁっ!!!!」

手を。

ゆっくりと、沈めていく。

そのものの、巣窟へ。

希望「はがっ……あっ……あぁああ……あ……が……あぁあ……っ……」

音奏「あ……あぁあ……おねぇ……ちゃん……あぁ……」

ギュッ、と、妹が姉の手を握った。

ずちゅっ……ずるるっ……ずちゅるっ……

膣奥を、探る。

と、一杯に張り出したような子宮の壁が触った。

この奥に。棲んでいる。

希望「はっ……あ……がっ……あぁ……あ……あぁあぁ……」

音奏「あ……あぁぁ……おね……ちゃん……あぁ……」

ビクッ……ビクッ……ビクッ……

細かな痙攣は、俺の手全てを包み込んでいた。

音奏「ひっ……あ……、……ああ……あ……」

空いた手の方で、妹の割れ目をそっとなぞる。

そこももう、熱くなっていた。

音奏「あっ……あっ……あぁぁぁ……あ……」

希望「はひっ……ひ……あ……あぐっ……あぁぁ……あ……っ…」

もう、姉妹は言葉を紡ぐことが出来ない。

だが、それで十分だと思った。

言葉など知らない方がいい。

その方が――清らかでいられる。

ずぶっ――ずっ……ぐちゅっ……ず……ちゅ……っ……

希望「ひぎっ――ひ……あ……あ……ああぁ……あぐっ……」

音奏「はひっ……ひぐっ……あ……あぁぁあ……あぁあああ……っ……」

ずっ……ぐち……ずっ……ずちっ……ず……ちゅっ……

片方の手を、ゆるゆると動かしながら。

ずぶっ――ず……ぶっ……ずずっ……ず……っ!

音奏「んぎぃいいいいぃぃぃ……っ!!!!」

希望「はぁっ、はぁっ、はぁっ、あぁぁ……っ……」

ビクンッ――ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ――!!!

男「はっ……はぁ……あ……、……っ……は……」

希望「ひぐっ……あぁぁぁ……あ……あ……あぁあぁ……っ……」

音奏「あぁあ……あ……あ……あ……」

ずちっ……ずっ……ぐちちっ……ずぶっ……ずぶぅうぅ……っ……!

みりっ……み……ちっ……ぎち……っ……

空いていた片手にも、強い締め付けは伝わってきた。

少しずつ、その痙攣は腕に響いて――

ずぶっ――じゅっ……ずぶぅううぅ……っ!!!!

音奏「はぎぃいいぃぃぃぃぃいぃっ!!!!!」

希望「あっ、あっ、ああぁぁっ……あぁああああぁっ……!!!!!」

ジュブッ、ズッ、ズブブッ――ズブッ、グチュッ――!!!!

音奏「あっ、あがっ――あぁぁっ、は、ひっ……ひぐっ……あ、あ、あぁぁぁあぁあぁ……っ!!!!!」

ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ――!!!!

その、猛烈な圧迫感に、手首のところから噛みちぎられてしまいそうだ。

ずちっ……ずちゅっ、ずっ、ずずっ……ずぶっ、ずっ……ぐちゅっ……

希望「はぐっ、あっ、あぁぁぁっ……あ、あぁああぁぁ……っ……!!!」

音奏「ひぎっ……ひぃいいっ……あひっ……ひっ……はひぃいいいっ……!!!」

ビクッ――ビクッ、ビクンッ、ビクンッ――

二人分の痙攣が、両腕から響いてくる。

その蠢きは、俺をこの上もなく楽しくさせた。

男「この……中の……ものが……」

希望「ひっ――はぐっ……あっ、あっ、あぐっ……あぁぁ……っ!!!!」

音奏「ひぎぃいいっ、いっ、ひぃいっ、あっ、ぎぃいっ、あぐっ、あぅううっ!!!」

じゅぶっ、ずっ、ずぶっ、ぐちゅっ、ずっ、ずちゅっ!!!

俺は突き入れた両方の拳を、ぞんざいな程に動かしていった。

ゴツッ、ゴツッと拳骨で、子宮の入り口を叩き上げる。

希望「ひぎっ、ぎっ、あっ、あっ、あぁああああっ……!!!!」

音奏「はひいぃいっ、ひぃっ、ひぃっ、あっ、あぁっ、あぁああああっ!!!!」

ジュブッ、ズッ、ズブッ、ズッ、グチュッ、ズチュッ!!!!

叩きつける先から、それの蠢く気配が判る。

ぞわぞわと背筋を伝う悪寒と同時に、俺は恍惚感を感じて、口元を歪めて笑った。

男「はっ――はははっ……」

音奏「ひぁあぁぁっ!! あっ、あっ、あぁぁっ、あっ、くぅうぅっ、ぐっ、うあっ、あぁああぁあ――っ!!!!」

希望「ひっ、ひぎっ、い、あ、あ、あぁあああぁぁあっ!!!!」

ずぶっ、ずっ、ずぶっ、ぐちゅっ、ずっ、ずちゅっ、ぐちゅっ!!!!

結合部から飛沫が飛ぶ。重なる絶叫。

バタンッ、バタンッと四本の足が暴れる。

音奏「ひっ、ぎっ、あぁああっ、あっ、ら、め、あぁあっ、ぐっ、だ、べっ……、あっ、あがぁあああぁあっ!!!」

希望「あっ、あがっ、ひゃっ……、がぁあっ、あっ、あっ、ぐるひぃのぉおっ、ぐるひぃいいいぃっ!!!!」

ジュブブッ、ズッ、グチュッ、ズッ、ズブッ、ズブッ!!!!

音奏「ひぎぁあぁぁぁっ!!! あっ、あぐっ、あっ、あっ、あがぁああぁぁぁああっ!!!!」

希望「ぎゃあぁあぁぁあっ!! がっ、あっ、あがぁあぁぁぁぁああああっ!!!!!」

ジュブブッ、ズッ、ズブッ、ズブブブッ!!!!

めちゃくちゃに。

めちゃくちゃに、二つの子宮を嬲って――

ジュブゥウウゥッ――ブシュッ、ブシュゥウウウゥゥウッ!!!!

希望「がぁああああぁっ!!!!」

音奏「はぎっ――いっ、あっ、あっ、あぁあぁぁぁぁぁあ……っ!!!!」

ぶしゅっ――ぶしゅっ、ぶしゅぅうぅぅぅぅうううっ!!!!

希望「はひっ――ひっ……はぁっ……あ……あぁぁぁ……あっ……!!!!」

音奏「はっ……あぁあっ……あうっ……あぁああああ……っ……」

ビクビクッ――ビクッ――ビクッ――ビクッ――……

せり出した肌が、細かに痙攣を続ける。

上と下から大量のものを噴き出しながら――

音奏「ひっ……あっ……、……あぁあ……あっ……」

希望「はひぃいぃっ……ひっ……あ……あはっ……あぁああぁ……っ……」

その、薄い皮膚。薄い、肉。

その向こうで姉妹と同じように、体を丸め、ビクビクとわななく異形の、モノ。

その醜悪な息遣いを感じて――

男「…………」

俺は、冷たい視線を落とした。

ばけもの。

ああ――

ばけものがそこでいきている……

………………

…………

……

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