【ノエル】
「くぅん? これ……なに?」
オッパイから1度口を離して、舌で口の中を舐める。
ネットリとした感触が絡み付いてきた。
少しショッパイ。
けどそれ以上に独特の甘みを感じる。
【ジーナ】
「うふふ。それは、ミルク、オッパイよ」
【ノエル】
「え? コレがミルク……? ちゅく……ミルクってこんな味なんだ……ちゅくっ」
うっすらと微笑むジーナ叔母さまがコクリと頷く。
【ジーナ】
「まだ出るなんて驚いちゃった。でも、うふふっ。きっとノエルちゃんが。赤ちゃんがミルクが欲しいって思ったから出てきちゃったのね?」
ジーナ叔母さまの優しい声。
それに甘いミルクの香りを嗅いでいると、頭がトロン……としてきちゃう。
【ノエル】
「ボクがミルク……ジーナ叔母さまのミルク……」
【ジーナ】
「うふふ、そうよ。どうかしら? ママのミルクは美味しいのかしら?」
ジーナ叔母さまの声に、コクン……ッとノドがなった。
トロリ……とした感触がノドを伝って、深いところに落ちていくのが分かる。
すごく懐かしい味と、感触。
それを味わっていると知らず識らずの間に、意識がとろけちゃう。
【ジーナ】
「ほうらかわいいボウヤ……ママのオッパイ、いっぱい飲んでもいいのよ?」
優しげな声で、赤ちゃんをあやすような穏やかな声をこぼすジーナ叔母さま。
【ノエル】
「くぅん……ジーナ叔母さま……ううん、ママ……。ボクもっと、ミルクほしい……チュウチュウってミルク飲みたいの。ちゅく……ちゅぅ」
そして気が付くとボクは甘えるみたいな声をこぼして、ジーナ叔母さまのオッパイに吸い付いていた。