月曜日
 
怖い……。
 
日記を書いている今も、あの時の事を思い出すと体が震え出す。
見知らぬ男が私を……。
考えちゃダメ。もう考えるのは止めないと。
あんな事は、忘れてしまわなきゃ。そう忘れるの………。
 
カッ君が私を助けてくれた事を書いておこう。
カッ君に助けられた時、すごく嬉しかった。
あの男に向かって、母さんを放せって、そう
言ってくれた時……。
 
言葉では言い表わせない、熱い何かが体の奥か
らドッと溢れてきた。